【特集1】“見える”活動で安全な職場をつくる/フコク 群馬工場・群馬第二工場の取組みから
2022.06.10
【安全スタッフ 特集】
㈱フコクでは、設備の安全化や改善活動、安全教育などに視覚的な工夫を凝らした見える化の活動に取り組んでいる。群馬工場では、コンベヤー回転部の巻き込まれ防止で注意箇所を可視化するとともに歩車分離などによって安心して働くことのできる職場環境を形成。群馬第二工場では、小集団活動を通じた職場改善と教育で労災のない職場づくりを進める。活動は、従業員の安全衛生意識向上へつながっている。
令和3年度の厚生労働省「見える」安全活動コンクールでは、群馬工場精練混練りラインの巻き込まれ防止対策が優良事例に選ばれた。令和2年度選出の群馬第二工場の小集団活動に引き続き、2年連続で同社の安全衛生活動が評価されている。
群馬工場/回転部をカバーし巻き込まれ防ぐ
危険箇所に図付きで注意表示
厚労省は今年3月、第11回目を迎えた「見える」安全活動コンクールの優良80事例を表彰した。今年は過去最多の742件の応募があり、転倒災害や熱中症を予防するための取組み、高齢者・外国人に配慮したさまざまなアイデアが集まっている。自動車部品など産業機器に使われるゴム製品、金属・合成樹脂製品の製造を行うフコク(本社・埼玉県上尾市)では、工場での見える化の取組みが令和2、3年度と優良事例に選ばれた。
写真①~③は、群馬工場が講じた「ベルトコンベヤの巻き込み危険箇所明確化」の措置。コンベヤーやロール機といった大型機械が…
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2022年6月15日第2404号 掲載