外国人労働者への「やさしい日本語」が労災防ぐ 東基連が講演会開催
2022.07.11
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東京労働基準協会連合会は、安全衛生管理についての講演会を開いた(写真)。同会の滝澤成専務理事が講師として登壇し、外国人労働者への対応を解説している。
外国人労働者に対しては、言葉を理解しやすいように、日本人側が「やさしい日本語」を使用することの重要性を強調している。言葉の意味が分からなままでは労働災害にもつながるとして、尊敬語や謙譲語、オノマトペなどを避け、丁寧語で一文を短く話すと良いとした。
フォークリフトや玉掛け、ガス溶接などの安全衛生教育に必要な講習を受けさせる場合には、講習機関が外国人労働者の母国語に対応していないケースがある点も注意している。講習機関にひらがなのルビの記載を掛け合ってみるなど、外国人労働者の日本語能力に照らして配慮するよう促した。