採用試験前倒しへ 民間の選考と同時期に 人事院
2022.07.01
【労働新聞 ニュース】
人事院は令和3年度の年次報告をまとめ、国家公務員採用試験を前倒しする考えを明らかにした。最終合格者による官庁訪問を、民間企業の採用選考開始時期である大学4年の6月1日から行えるよう検討を進め、今年度中に方針を打ち出す。採用活動が早期化する傾向にあるなかで、優秀な人材を確保するための環境整備が不可欠と強調した。民間企業の選考と同時期になるため、人材獲得をめぐる競争は激しくなるとみられる。
国家公務員採用試験の受験者数は総合職・一般職ともに右肩下がりの状況にある。大卒総合職は…
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令和4年7月4日第3359号2面 掲載