出産一時金は来年度増額に 政府
2022.07.05
【労働新聞 ニュース】
政府は出産育児一時金を来年度から増額する方針を決めた。松野博一内閣官房長官が6月17日の会見で実施時期を明言した。同一時金については、岸田文雄内閣総理大臣が通常国会閉会時の会見で「私の判断で大幅に増額する」としていた。
増額幅は実態調査などを踏まえ、厚生労働省の審議会で議論を進める。現行制度の支給額は42万円で、全国の平均的な出産費用である50万5759円(平成28年度)との間に大きな開きがあり、出産を躊躇する一要因になっているとの声が上がっていた。
令和4年7月4日第3359号2面 掲載