給与デジタル払い 「利用したい」 経験者で2割 資金決済協・調査
2022.07.12
【労働新聞 ニュース】
送金サービスの利用経験者のうち、ペイロールを利用してみたいのは2割弱――。資金移動業者ら340社が加盟する日本資金決済業協会(福原紀彦会長)の調査で、送金サービスの利用経験を持つ有職者(派遣・アルバイト含む)の多くが、同サービスを用いた給与支払い=ペイロールの利用に積極的でないことが明らかになった。
ペイロールで利用したいかどうかを5段階で尋ねたところ、「利用してみたい」は2.9%に留まり、「まあ利用してみたい」と合わせても16.6%だった。一方で17.9%が「利用したくない」と答え、「あまり利用したくない」を含めると全体の39.2%が利用に消極的だった。
調査は隔年で行っているもの。18~69歳の男女5万人に予備調査し、過去3年間に送金サービスを利用したと答えた1200人(うち有職者878人)に実施している。
令和4年7月11日第3360号5面 掲載