【特集2】消火設備の管理義務拡大へ 閉止弁・危険標識設置求める 地下駐車場CO2中毒で再発防止/消防庁

2022.07.12 【安全スタッフ 特集】
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 総務省消防庁は、機械式駐車場内の二酸化炭素(CO2)を使用した消火設備で起こった労働災害について、専門家による再発防止策の検討結果をまとめた。一昨年の12月以降、設備の工事、点検中に発生した3件の事故で作業員7人が死亡している。専門家からの提言では、人が立ち入る際には建物管理者が閉止弁を手動に切り替えるとともに、危険性に係る標識の設置を義務付けることや、工事の安全手順を記載した図書の備え付け、有資格者による点検の範囲の拡大などを求めている。消防庁では報告書の提言内容を踏まえ、今年度中に政省令などを改正する予定。

相次ぐ事故で多数の死傷者が

 令和2年12月に愛知県内のホテルの機械式駐車場で起こった事故では、メンテナンス工事中に二酸化炭素が放出し、作業員1人が死亡、10人が負傷した。約1カ月後の令和3年1月には、…

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2022年7月15日第2406号 掲載
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