産業医の独立性強化へ 離任なら衛生委に報告も 「働き方改革」踏まえ
2017.06.02
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省の労働政策審議会安全衛生分科会は、政府の「働き方改革実行計画」を踏まえて産業医制度の見直しに入った。企業内で産業医が産業医学の専門的な立場から独立して職務を行えるよう、その役割について法令に明示することや、長時間労働者への就業上の措置に対するフォローアップが確実に行われるよう、その後の対応が必要な場合に産業医が事業者に実施を勧告できる仕組みを検討する。事業者による産業医の任免の判断の合理性を確保するための対応としては、産業医が離任した場合はその理由を含め衛生委員会に報告することを挙げた。産業医の独立性を巡っては、「(事業者と)対立関係ではない」「(産業医に話すと)不利益を被ると考える労働者は多い」など分科会内で相違がある。…
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[平成29年6月1日付2283号] 掲載