自己負担軽減 前倒しを検討 協会けんぽ
2022.08.23
【労働新聞 ニュース】
全国健康保険協会(協会けんぽ)は生活習慣病予防健診の自己負担額軽減について、前倒し実施の検討に入った。このほど開催した運営委員会で方針を明かした。
自己負担軽減は令和6年度の開始を予定していた。法定の5倍以上に積み上がった準備金の還元策で、健診の受診率向上、重症化予防、医療費削減が狙い。現在38%の自己負担率を、総合健康保険組合の水準を参考に引き下げる。総合健保の自己負担率は約28%となっており、1割程度の引下げが見込まれる。
運営委員会では、事業主代表による、来年度からの実施を求める声が相次いだ。検討結果は9月14日の運営委員会で発表する。
令和4年8月15日第3365号2面 掲載