【フォーカス】テックファームHD/積立年休 60日分積立て可能に 使用事由幅広く設定
2022.08.25
【労働新聞 フォーカス・企業事例】
ホルモン治療など13項目
テックファームホールディングス㈱(東京都新宿区、永守秀章代表取締役社長CEO、グループ260人)は今年6月、未消化の年次有給休暇を年5日、最大60日まで積み立てられる「積立有給休暇制度」を導入した。使用可能事由として、配偶者の産前産後サポート、性別不合に関連するホルモン治療、留学など全13項目を設定している。連続取得を可能とするが、5営業日以上の場合は取得1カ月前までに申請を求める。申請は原則として勤怠システム上で行い、不妊治療などプライベートに関係するものは人事部に直接申し出てもOKとした。
多忙社員向けに取得期限設けず
同社はICTソリューション事業などを手掛けている。社員の平均年齢は37.4歳、男女比は7対3で、8割がエンジニアとして働いている。
能力開発や性別不合に関する治療などウェルネス目的で利用できる「積立有給休暇制度」は、今年6月に導入した。未消化のまま取得期限が過ぎた年次有給休暇を最大60日まで積立て可能としている。
多様な価値観を尊重し、個人のライフプランに応じた働きやすい環境整備をめざすため、利用対象は幅広い(別図)。具体的な使用可能事由としては、配偶者の産前産後サポート、ホルモン治療、留学、ボランティア活動などの全13項目としている(別表)。…
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令和4年8月29日第3366号15面 掲載