IT部門人材の育成進まず DX推進度診断
2022.09.14
【労働新聞 ニュース】
DX推進のためのIT部門は設置したものの、人材の育成が進んでいない――情報処理推進機構(IPA)は、経済産業省が策定した「DX推進指標」の自己診断結果を約400社から集め、分析レポートを取りまとめた。DX推進に向けた経営のあり方の成熟度を測る全19項目のうち、最も平均値が低いのは「人材育成・確保」で、5点満点で1.69に留まっている。
一方で、DXに向けたITシステムの構築面で成熟度を測る全16項目のなかでは、「人材確保」が4番目に高く、2.24だった。IPAは、各社がIT部門を設置して人材は確保しているものの、育成が追い付いていないと分析している。
同レポートは大企業を中心に、計486件の回答を集めている。
令和4年9月12日第3368号3面 掲載