子育て支援へ定時退社促す 福井県
2022.09.13
【労働新聞 ニュース】
福井県は、子育てがしやすい職場づくりを推進するため、定時退社・育児休業取得促進キャンペーンを開始した。期間は来年3月末までとし、経営者向けの講演会や、テレビを活用した先進企業の取組み紹介を行う。
同県は男性の育休取得率が、令和3年度時点で12.9%と、全国平均の14.0%に比べて低いことを問題視。「企業のトップや管理職が率先して、定時退社や育休取得がしやすい職場環境を整備することが必要」とした。
経営者層の理解を促すため、11月中旬に福井県経営者協会と「働き方改革・ワークライフバランス講演会」を共催する。
テレビを活用した社員向けのPRも行う。上司が部下に定時退社や育休取得を促すCMを放送し、風土づくりを促す。さらに毎月3分間の番組で先進企業8社の取組みや社員の声を紹介し、定時退社・育休取得推進のメリットをPRする。
令和4年9月12日第3368号4面 掲載