【スポット】工事用エレベーターで死亡災害相次ぐ ガイドレールから外れて墜落 跳ねたワイヤーによる腕切断も 東京労働局 対策徹底を要請
2022.09.27
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
東京労働局はこのほど、建設現場で使用する工事用エレベーターなどの組立解体作業の労働災害防止について、建設業労働災害防止協会東京支部などの団体へ要請した。今年に入り、解体中の搬器が墜落するほか複数の労働災害が発生しており、衝突防止装置などの安全装置の取付けや作業主任者の選任、安全な作業手順の策定などを徹底するよう求めている。
組立・解体時に災害リスクが
都内の新築工事現場で今年3月に発生した災害では、建設工事用エレベーターのマストを継ぎ足す作業中に、上昇させた搬器がガイドレールから逸脱した。乗り込んでいた作業者が搬器ごと墜落して命を落としている。災害の詳細は現在調査中とのことだが、リミットスイッチと呼ばれる安全装置が適切に使用されておらず、作業指揮者も未選任だった可能性があるという。
さらに5月には、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
2022年10月1日第2411号 掲載