【ズームアップ】「1mは一命取る」が合言葉 墜落災害防止へ運動開始 チェックリストの活用を 北九州西労基署
2022.09.27
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
福岡・北九州西労働基準監督署(渡辺純一署長)は、管内で墜落・転落災害が多発していることから、「合言葉は『1mは一命取る』運動」を展開している。令和4年上期(1~6月)に墜落・転落災害が転倒災害に続いて2番目に多く、死亡災害も2件(1件は一人親方)発生しているという。同労基署では、リーフレットとチェックリストを作成し、災害防止団体など関係者に周知しているところで、墜落・転落災害防止へ徹底を図る。
1mは一命取る――。建設業で働く人にとっては、おなじみのフレーズだろう。高さ1mという一見低い位置での作業も頭を強く打つなど落ち方によっては、命を落としてしまうという戒めだ。低い場所で作業をする際も、十分注意して行うようにしたい。
北九州西労働基準監督署管内では、「墜落・転落災害」は全産業で「転倒災害」に次いで2番目に多く発生しており、製造業、建設業、陸上貨物運送事業ではトップになっている。今年上期(1~6月)では墜落・転落による死亡災害も2件(1件は一人親方)発生しているという。…
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2022年10月1日第2411号 掲載