【特集1】転倒災害を防ごう! 「内的要因=身体の衰え」把握 「外的要因=設備リスク」は除去 青梅労働基準監督署が講習会/<事例>日野自動車羽村工場
2022.09.27
【安全スタッフ 特集】
職場での転倒による労働災害は年々増加しており、昨年は全産業で3万3672人(前年比+8.9%)が転倒によって4日以上の休業を余儀なくされている。転倒予防には、労働者自身が身体の衰え(内的要因)を自覚して注意を払うことに加え、職場に潜む転倒のリスク(外的要因)を除去していく両側面からの対策が必要になる。今年7月に東京・青梅労働基準監督署と青梅労働基準協会支部が開催した転倒防止講習会では、災害防止のポイントの解説とともに運動指導専門家が転倒しやすさを測るチェック方法を説明。さらに、事業場の実例として、日野自動車羽村工場の啓発活動・改善事例が紹介された。
つまずき・滑り・踏み外しをSTOP!
水濡れ・油汚れはすぐに掃除
青梅労働基準監督署では、STOP!転倒災害プロジェクトを展開し、製造事業場協力のもとで好事例集を作成して周知するなど予防の啓発に力を入れている。
今年7月28日には、管内事業場の安全衛生担当者を集めて転倒災害防止講習会を開催した。
青梅労基署の橋本明浩課長が、労働災害発生状況と、転倒防止対策を進めるポイントを説明。事業場内で、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
2022年10月1日第2411号 掲載