体感の繰返し 慣れが課題に 中災防調べ
2022.10.14
【安全スタッフ ニュース】
同じ体感の繰り返しに慣れ、より危険・迫力を感じられる体感を追求してしまうのが課題――中央労働災害防止協会が実施した「爆発・火災」に関する体感安全教育情報の共有化についてのアンケート調査で、3割弱が体感慣れの問題を抱えていることが分かった。製造業安全対策官民協議会ワーキンググループの取組みの一環で行ったもの。
体感安全教育の課題(複数回答)で「体験者の想像力を刺激し、自発的な『気付き』を促す教育内容・指導方法とすることが課題」が61.2%と最も多く、次いで「実際の現場作業と密接に関連する現実的な内容とすることが課題」が44.8%を占めた。その一方で、「同じ内容の体感の繰り返しにより慣れ、より危険・迫力を感じられることができる体感を追求してしまうことが課題」も28.4%と少なくなかった。
2022年10月15日第2412号 掲載