【賃金事例】ホンダ/65歳までの選択定年制へ 1年毎に短縮・延長も可能 組合員層は給与80%維持
2017.06.12
【労働新聞 賃金事例】
本田技研工業㈱(東京都港区、八郷隆弘社長)は、60歳から65歳の間で自らリタイア時期を決められる選択定年制を導入した。60歳到達の半年前に退職時期を自己申告するが、その後も年1回、短縮・延長の機会を設けている。従来の再雇用制度では賃金水準が現役時代の50%程度にまで下がっていたが、組合員層には新たに一律80%に圧縮した基本給表を整備。等級格付けは維持し、従来同様に人事評価による昇降給を行う。併せて65歳まで積増しを行うかたちに退職金カーブを見直した。給与原資の再配分を図った「総合的労働条件の見直し」の1つとして、給与体系の一部改定、割増賃金率変更などと併せ、移行原資を確保している。…
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平成29年6月12日第3116号8,9面 掲載