【特集2】BIM活用で危険を「見える化」 3D使い作業手順イメージ 安全な足場計画の作成図る/SAGAサンライズパークアリーナ新築工事
2022.10.12
【安全スタッフ 特集】
BIMを活用して、危険度の高い作業を見える化――。SAGAサンライズパークアリーナ新築工事(施工:戸田・松尾・中野・上滝建設共同企業体)では、建築物の外壁が多面体になっており、外部足場の形状の検討を慎重に行う必要があることから、3D映像を使って作業のイメージを共有。安全な足場計画の作成に役立てている。平面図よりも、手すりの高さ、床の面積などが理解しやすく、事前に不具合がないか確認しやすいとJV職員だけでなく、作業員からも好評だ。
1万t以上の鉄骨を使用
SAGAサンライズパークは、佐賀県佐賀市にあり、2024年のSAGA2024(国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会)の開催を契機として、陸上競技場や水泳場の再整備を進めているもの。新たに建設されることになったSAGAアリーナは、8000席規模で、バレーボールやバスケットボールのほかコンサートやイベントなどが開催できる施設となっている。
SAGAアリーナの工事は、大量の鉄骨を使用するのが特徴だ。メーンアリーナで3700t、観覧席部分に3200t、サブアリーナに3350tと合計1万t以上を使っている。
さらに、建築物の外壁が多面体になっており、非常に複雑な形状になっている。このため、外部足場の設置には…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
2022年10月15日第2412号 掲載