准看護学校教員の解雇有効 改善指導に応じず 東京高裁
2022.11.04
【労働新聞 ニュース】
法人側は即戦力を期待
准看護学校で教員を務めていた労働者が、解雇を不服として労働契約上の地位確認などを求めた裁判で、東京高等裁判所(相澤哲裁判長)は解雇を有効とした一審判決を維持した。労働者は新人育成経験を買われ即戦力として採用されたが、入職当初から教育姿勢に関して生徒から苦情が寄せられ、年度末には多数の生徒から解雇を求める嘆願書が出された。上司はクレームが出るたびに改善指導をしたが、労働者は応じる姿勢がなく解雇には合理性があったとしている。労働者は適切な指導を受けていないと主張したが、同高裁は「およそ採用の限りでない」と退けた。
労働者は平成31年1月に准看護学校を運営する一般社団法人桐生市医師会と労働契約を締結し、…
【令和4年10月12日、東京高裁判決】
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令和4年11月7日第3375号2面 掲載