DX手引き 先進企業5社の実践例追加 IPA

2022.11.08 【労働新聞 ニュース】
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 情報処理推進機構(=IPA、富田達夫理事長)は、「DX実践手引書」を改訂し、DXを進めた企業5社の事例を追加した。全従業員にIT研修を実施するなどにより、デジタル人材不足の問題を解消したサービス業の取組みなどを紹介している。

 同手引書は、DXに未着手の企業や取組み中の企業を支援するため、昨年11月に作成したもの。先進的に取り組んでいる企業にヒアリングし、課題や解決策、成果についてまとめている。

 教育やキャリア支援などを行うサービス業の事例では、あらかじめ必要なデジタル人材をエンジニア職、データ職など7職種に絞り込み、職種ごとに3段階のレベルを設定した。全従業員にIT研修を実施し、内部で育成可能な職種についてはリスキリングを行って養成した。大手化学メーカーの事例では、デジタル部門が「アイデア集」を作成し、どの事業部門でもIT技術を活用できるようにしている。

令和4年11月7日第3375号3面 掲載
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