冬季特有の労災に注意 転倒、墜落防止へ運動展開 青森労働局
2022.11.09
【安全スタッフ ニュース】
青森労働局(高橋洋局長)は、積雪・凍結・寒冷による点灯や除雪中の墜落など、冬期特有の労働災害防止を図る運動を12月から展開する。11月を準備期間として、ホームページ上にリーフレットや統計資料などを掲載して注意喚起を行っている。昨年度は過去15年で最多となる316人が冬期型の労働災害に被災。建設現場から移動中の交通事故や除雪作業中の重機に轢かれる事故などで死亡者も出ている。
災害の8割以上を占める転倒災害の予防については、屋外の階段や傾斜した箇所、例年積雪・凍結しやすい場所の確認と滑り止めマットの設置、融雪剤の準備などを求めた。また、重篤なケガにつながる墜落災害については、屋根など雪下ろし作業を行う可能性のある作業場所の事前確認、墜落制止用器具を使用するための親綱、地上から雪庇を除去するための長柄器具の準備などを行うこととした。
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