過労死防止へ自主点検実施 玉名労基署

2022.11.11 【労働新聞 ニュース】
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 熊本・玉名労働基準監督署(新門史章署長)は、時間外労働と休日労働の合計が月80時間を超える36協定を締結した事業場へ、自主点検の実施を呼び掛けている。11月の過労死等防止啓発月間に、過労死ラインとなる月80時間超の時間外・休日労働抑制のため行うもの。

 実施に当たり、事業場に確認してほしい事項をまとめた動画を作成した。医師の面談などの健康福祉措置や、時間外労働が月45時間の限度時間を超える際の手続きを説明する。事業場が動画を閲覧後、自主点検を行う。点検票には労働者への36協定の周知方法や、健康福祉措置の運用状況などの項目を設けた。

 同労基署は、「労働時間の管理は職場に直接かかわる支店や店舗の責任者が重要なので、正しい認識を持ってほしい」と話している。

 自主点検の実施については同労基署のホームページで周知するほか、月80時間を超える36協定を提出する事業場に点検票を渡していく。36協定を届出済みの事業場への働きかけも検討している。

令和4年11月14日第3376号4面 掲載
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