【特集1】海外拠点での労災防止活動 日本型安全管理を普及定着へ
2022.11.28
【安全スタッフ 特集】
生産拠点のグローバル化で、海外事業場の安全衛生体制構築が企業に求められている。文化や生活様式が違っていても、労働災害防止の取組みは共通している。国際規格になっている労働安全衛生マネジメントシステムを回し、危険箇所の早期発見と対策を講じるリスクアセスメントの活動を基本に、日本型の4ラウンド式の危険予知活動やヒヤリハットを活用した改善が成果につながる。特集1では、今年8月に行われた中央労働災害防止協会の海外進出安全衛生情報交流会から、フジクラと三谷産業の好事例を掲載。また、印刷機メーカー、ローランド ディー.ジー.㈱タイ子会社の活動を紹介する。
海外進出安全衛生情報交流会
リスクアセス定着し災害減少 「リモート巡視が課題」との声も/中災防
製造事業場の活動事例を共有
中央労働災害防止協会では、海外に生産拠点を持つ製造業などを対象に、現地の安全衛生活動情報を共有する目的で海外進出安全衛生情報交流会を開催している。今年8月19日には16回目の交流会が開かれ、リスクアセスメントによる本質安全化の定着で災害減少につなげた2社が取組事例を発表した。グループワークでは、コロナ禍での…
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2022年12月1日第2415号 掲載