建設現場の火災に注意 断熱材燃える事故相次ぐ 川崎南労基署
2022.11.25
【安全スタッフ ニュース】
川崎南労働基準監督署は、建設工事現場で溶接、溶断作業中の火災が相次いでいることから、リーフレットを作成して注意を呼びかけている。今年10月には、また、天井の鋼板をガス溶断作業中に、天井裏に敷き込んであった断熱材に着火したとみられる火災が発生。同月には、屋根上でのアーク溶接作業中に火花が下の階で保管していた発泡プラスチック断熱材に引火する火災も起こっている。いずれもケガ人は出ていないが、広い範囲が延焼しており、空気が乾燥して火災が起こりやすい季節になるとして一層の対策に努めて欲しいとした。
リーフレットでは事例を紹介するとともに、元方事業者の講じる措置を示した。断熱材などの可燃性の物が存在する場所では火気作業禁止を徹底し、火災を防止するための作業間の連絡調整、火花やアークが飛ぶ範囲まで断熱材などの可燃性の物が存在していないことの確認などを行うよう求めている。
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