爆発による死亡で塗装業を送検 亀戸労基署
2017.06.23
【労働新聞 ニュース】
東京・亀戸労働基準監督署(久末吉一署長)は、爆発の恐れのある場所で点火源となる機械を使用させたとして、塗装業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで、東京地検に書類送検した。
平成26年7月、東京都江東区の造船所において、同社労働者がタンク内部で塗装作業を行っていたところ、爆発し、タンク外9メートル先まで飛ばされ死亡する労働災害が発生した。また、タンクの近くにいた労働者が火傷を負っている。塗料には引火性の有機溶剤が含まれていたが、換気のため、点火源となる恐れのある送風機をタンク内部に持ち込んでいた。
平成29年6月19日第3117号5面 掲載