パワハラ対策 約半数が実施 厚労省調べ
2017.06.01
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、「平成28年度職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書」を取りまとめた。パワーハラスメントの予防・解決のための取組みを「実施している」とした企業は52.2%と2社に1社にとどまった。「特に取組みを考えていない」が25.3%、「現在実施していないが、取組みを検討中」が22.1%という実態にある。
従業員規模別にみると、1000人以上の企業で「実施している」が88.4%に達する一方で、300~999人が68.1%、100~299人が53.3%、99人以下が26.0%と、規模が小さくなるにつれて比率が低くなっている。ただ、平成24年度の調査に比べて総じて実施率は上昇しており、最も増加が顕著なのが300~999人で、53.8%から14ポイント以上アップした。
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平成29年6月1日 第2283号 掲載