人気芸人が安全管理を視察 小売店の労働災害防止で 厚労省・SAFEコンソーシアム
2022.12.20
【Web限定ニュース】
厚生労働省の「従業員の幸せのためのSAFEコンソーシアム」は12月2日、安全衛生対策に取り組む小売業店舗の現場視察会を実施した。サポーターを務めるタイムマシーン3号の2人がカインズ朝霞店(埼玉県朝霞市)を訪れ、店舗の安全対策を見学した。
店舗内作業の安全対策として、安全に昇降できるように開発した従業員用の踏み台と脚立作業の安全ルールを確認。バックヤードでは、歩車分離のためのフェンスや、つまずき、荷崩れによるケガを防ぐための整理整頓ルールの見える化などの説明を受けた。
従業員同士が作業改善などについて話し合うワークショップにも参加し、劣化した道具の廃棄やダンボール開封時の安全カッターの使用など、安全な職場づくりのための対策について意見を交換した。
コンソーシアムは、小売業・社会福祉施設などで働く人のケガが増加していることを受け、厚労省が労働災害防止の機運を醸成するために今年設立したもの。趣旨に賛同した企業372社が加盟し、今年度は全国7箇所でシンポジウムを開き取組事例を共有するとともに、加盟企業間での労災防止・健康増進事業のマッチングなどを行っている。来年3月には優良な取組み事例を表彰するSAFEアワードを開催する。