世界実質賃金が今世紀初の低下 ILO
2022.12.27
【労働新聞 ニュース】
ILOは、今年の「世界賃金報告」を発表し、G20の実質月額賃金の年平均伸び率が、今世紀初めて前年比マイナスとなる見通しを示した。伸び率は2008年から1.2~2.4%で推移してきたが、22年上半期(1~6月)はマイナス0.9%となる見込み。
G20の新興国では0.8%と上昇を見込んでいるが、3.4%だったパンデミック以前と比べると、2.6ポイント減となる。
令和4年12月26日第3382号1面 掲載