西濃運輸訪問し 運行点呼を査察 国交省
2022.12.27
【労働新聞 ニュース】
国土交通省は、「年末年始の輸送に関する安全総点検実施期間」の取組みの一環として、西濃運輸㈱東京支店(東京都江東区)を訪問し、安全対策の状況を査察した。国交省の住友一仁大臣官房審議官が、安全意識の向上を図る掲示物や、点呼の方法を確認している(写真)。
査察時は、同社の運行管理者が「運行点呼」を実演した。運転者のアルコール反応や体温を検査した後、他の運転者の災害事例、ヒヤリハット、安全ルールなどを伝えて共有している。住友審議官は、アルコール、体温、血圧の3点の検査を毎回遵守しているかどうか問い掛け、確認を行った。
国交省では、輸送需要が集中する年末年始を安全総点検実施期間に設定し、輸送関係事業者に安全対策の自主点検を求めている。今年度は重点的な点検事項として、「健康管理体制」、「過労運転を行わせないための安全対策」を掲げている。
令和4年12月26日第3382号3面 掲載