新潟工場火災で中間報告 乾燥機の煎餅カスが出火原因か 消防庁

2022.12.23 【安全スタッフ ニュース】
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 総務省消防庁は12月16日、今年2月に新潟県の製菓工場で発生した火災について原因調査の中間報告を公表した。発見者の供述、屋外カメラの映像、焼損の見分状況から、工場の焼き工程部分にある乾燥機内に堆積した油分を含んだ煎餅カスが、熱を受けたことなどによって発火点に達した可能性が最も高いとしている。また、出火箇所の天井から落下したと思われる火災の残渣物にはポリウレタンが含まれており、天井に吹き付けられた発泡ポリウレタンが延焼拡大の要因になったと指摘した。

 火災は2月11日の夜中に発生し、死亡者6人、負傷者1人などの被害を出した。事故発生後には、新潟労働局が管内の菓子メーカーへ自主点検と立ち入り調査などを実施している。

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