警備員の轢死 労災防止要請 東京労働局
2023.01.17
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(辻田博局長)は、車両誘導中に警備員が轢かれる死亡災害が減らないことから、東京都警備業協会(村井豪会長)に労働災害防止を緊急要請した。建設現場での元請との連携強化を求めている。
管内では、車両誘導時の死亡災害が毎年2~3件発生している。昨年10月には、警備員が現場内でトラックに背面から轢かれ、死亡した。
轢死災害に歯止めを掛けるため、チェックリストを作成し、同協会を通じて会員800~900社に配布している。確認すべき項目としては、元請と連携し、入退場する車両の情報を共有することなどを求めた。建設業者にも配布し、現場で作業する警備員に配慮するよう促していく。
令和5年1月16日第3384号3面 掲載