脚立からの墜落防止を緊急要請 東京労働局
2023.01.31
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(辻田博局長)は、エアコンの設置や電線の引込み作業を行う電気通信工事、機械器具設置工事で労働災害が多発していることを受け、東京都電設協会らに安全対策を要請した(写真)。重点対策事項として、はしごや脚立を適正に使用し、墜落を防ぐことを求めている。
電気通信工事業・機械器具設置工事業では、毎年死亡災害が3~5件発生しているが、昨年は8件に急増した。そのうち5件が墜落・転落による災害で、脚立・はしごなど2メートル以下の低所からの墜落もあった。
同労働局は、「戸建て住宅へのエアコンの設置や電線の引込みが業務の中心であることから、脚立やはしごを利用する機会が多い。無理な姿勢を取ってバランスを崩すことがないよう、適正な使用を徹底してほしい」と話している。
令和5年1月30日第3386号3面 掲載