全国でワースト1位 倉庫の死亡災害増に対策 神奈川労働局

2023.01.31 【労働新聞 ニュース】
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 神奈川労働局(西村斗利局長)は、昨年、県内の陸上貨物取扱業で死亡災害数が初めて全国ワースト1位になったことを受け、災害防止を呼び掛けるリーフレットを作成した。実際に起きた死亡災害の事例と防止策を掲載し、関係団体に配布している。

 陸上貨物取扱業は、主に倉庫や物流センターで貨物の入出庫作業を担う業種。昨年、県内では、プラットホームの下を清掃中の作業者が、荷卸しのためバックしてきたトラックに挟まれて死亡するなど、3件の死亡災害が発生した。休業4日以上の死傷者災害は264件で、5年以上ワースト1位が続いている。

 今後、荷役作業での労災防止に向けた協議会や、トラック運転者の長時間労働是正を目的に設置している「荷主特別対策チーム」が発着荷主へ訪問をする際に、リーフレットを配布し、災害防止の徹底を求めていく。

令和5年1月30日第3386号4面 掲載
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