全社員にKYT教育展開 安全職場の11事例を表彰 厚労省・SAFEアワード

2023.03.09 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は3月7日、「令和4年度SAFEアワード」の授賞式を開催した。安全安心な職場づくりを推進する企業の活動事例を募集し、一般投票を経て、部門別にゴールド、シルバー、ブロンズの3賞を決定している。

 「ウェルビーイング(安全衛生)部門」では、KYT(危険予知トレーニング)によって事故の未然防止を図った㈱カインズがゴールドの表彰を受賞。汎用のパソコンツール(google forms)を使って社内で教育の仕組みを作り、パート・アルバイトを含めた全社員にKYTを展開している点などが高く評価された。「転倒災害防止部門」では、足腰の筋力増強のために簡単に実施できる「起立着座訓練」を職場に習慣づけるため、100人の職員が順番に登場する啓発動画を作成した社会医療法人ペガサスの活動事例をゴールドに選んでいる。アンバサダーを務めたタレントの土田晃之さんから、金賞を受賞した4社に表彰状が送られた。

 アワードは、他社の事例から学びや気づきを得てもらう目的で今年初めて実施。厚労省の釜石英雄安全課長は、「選出された11事例は、いずれも従業員の幸せのための堅実で素晴らしい取組み。コンソーシアムの加盟企業以外にも社会へ広くアピールしていきたい」とした。

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