【特集1】ハザードの「型」30項目を設定 危険有害要因洗い出す指標に 気がかり活用した改善も/信越石英㈱ 郡山工場
2023.03.10
【安全スタッフ 特集】
信越石英㈱郡山工場(福島県郡山市、従業員数150人)は、リスクアセスメント実施時に担当者がハザード(危険有害要因)を洗い出しやすいよう、不安全状態、不安全行動の「型」を示している。機械と物、人に関する30項目を指標にして危険を想定することで、抜けのないリスク評価と対策の検討へつなげている。日常の安全管理ではヒヤリ・ハットと気がかりを活用して改善を立案。改善前後の様子を動画で共有し、安全教育と情報の水平展開を図っている。
改善目標立て危険性を低減
信越石英郡山工場は、半導体の製造に使われる光学用石英ガラスや光ファイバ用合成石英ガラス、ランプ用石英ガラスなどの製造と研究開発を行う事業場。1983年の設立から40年を迎える同事業場では、労働安全衛生マネジメントシステムと環境ISOとの融合を図りながら、毎年の改善目標を立てて自主的な安全衛生活動を推進している。
事業場の労働安全衛生マネジメントシステム規程のなかで定めるリスクアセスメントは、部門ごとに職場に精通した作業者・管理者が担当者になり、年1回の環境ISO評価時や設備原材料の新規採用時・変更時などのタイミングで実施する。「作業工程及び人に危害を及ぼし得る設備のリスク評価を行い、危険性を軽減させ改善していくことを目的とする」とし、…
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2023年3月15日第2422号 掲載