学生300人に整備士体験事業 国交省
2023.03.21
【労働新聞 ニュース】
国土交通省は、自動車整備士の不足解消に向け、高校生らに現場で実際の仕事を体験してもらう新事業を開始する。全国の整備工場9万カ所から受入れを希望する事業者を募り、学生とのマッチングや受入れ計画の作成を支援する。学生に対して自動車整備の魅力をアピールするとともに、就職や仕事に対する学生の価値観を知り、今後の採用活動に活かしてもらうのが狙い。
仕事体験は、今年7~9月の期間に連続3日間、1日当たり6時間程度というスケジュールで実施する予定。受入れ計画の作成に当たっては、実際の整備業務の体験のほか、若手社員との座談会も盛り込むよう促す。
参加する学生については、各地方整備局が高校や専門学校、大学に呼び掛け、募集する。参加人数は最大300人を予定。早くから自動車整備に興味を持ってもらう狙いから、そのうち150人以上は高校生とする。
令和5年3月20日第3393号3面 掲載