架台にホース設置 転倒防止に初コンテスト 盛岡労基署
2023.04.10
【労働新聞 ニュース】
岩手・盛岡労働基準監督署(川上明署長)は、管内の転倒災害が増加傾向にあることを受け、転倒災害防止コンテストを初めて実施し、10事業場を表彰した(写真)。
同労基署は、これまで転倒災害防止のために自主点検などを実施してきたが、他の事業場への波及効果の高い取組みとしてコンテストの開催に至った。4S(整理、整頓、清潔、清掃)部門では、森永乳業㈱盛岡工場を表彰した。生乳の受入れに用いるホースを床に這わせないように架台を作成し、上に持ち上げることで、ホースの踏みつけ・つまずきによる転倒防止を図っている。同労基署は、「ホースを上に持ち上げるというユニークな取組みで、防止にも効果的な対策」と評価した。
令和5年4月10日第3396号4面 掲載