【スポット】転倒防止の好事例を表彰 設備改善・見える化でリスクに対処 盛岡労基署
2023.04.11
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
岩手・盛岡労働基準監督署は、今年開催した転倒災害防止コンテストの入賞事例を発表した。4S・設備改善・危険見える化・体力づくりの観点から選定。手すりや滑り止め、靴底の工夫などでつまずきを防止している事例や、健康体操の実践、降雪量の多い地区ならではの取組みとして危険箇所マップによる転倒注意箇所を共有など、他事業場の参考になる取組みが集まっている。
床を這うホースを空中に移設
盛岡労基署管内で昨年発生した転倒災害による死傷者数は161人(令和4年12月末時点)で、前年に比べ1割近く増えた。労働災害全体に占める転倒災害の割合は32.9%となり、ここ数年は増加の一途をたどっているという。企画したコンテストは、こうした状況を打破するため、転倒防止を図る事業場の好事例を管内に水平展開しようというもの。今年2月に応募を募り、製造業、建設業を中心に、災害防止に有効で他事業場への波及効果が高いと考えられる10事例を選考した。…
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2023年4月15日第2424号 掲載