DX人材育てる施設 全国初の除雪体験設備も 東北整備局
2023.04.26
【労働新聞 ニュース】
国土交通省・東北地方整備局(山本巧局長)は、河川堤防や橋梁などのインフラ建設工事におけるDX人材の育成の施設として、東北技術事務所内に「東北インフラDX人材育成センター」を開所した(写真)。MR(複合現実)を使った体験型実習施設を設け、3Dデータを工事現場に重ねて投影する技術を学習できるようにした。建築物の完成前に外観が分かるため、発注者と受注者間の認識のズレ防止につながるという。
全国初となる除雪機械の運転シミュレーター体験設備や、大型モニターと電子黒板を備えたDX・プレゼンルームも設置した。運転シミュレーターでは、道路の雪を寄せる除雪グレーダーの操縦を実践感覚で訓練できる。
令和5年4月24日第3398号4面 掲載