土砂災害復旧工事へ労災防止要請 大雨時の地盤の緩みに注意 武生労基署
2023.04.24
【安全スタッフ ニュース】
福井・武生労働基準監督署は、土砂災害の復旧工事における労働災害防止について、建設業労働災害防止協会南越分会、鯖江越前分会へ要請した。管内では昨年8月に記録的豪雨の影響で河川や道路、住宅地など広範囲で土砂災害が発生。昨年度末から復旧工事が始まったことを踏まえ、工事現場へ労働災害防止を呼びかけている。これから梅雨や台風の時期を迎えるため、土石流の発生や地盤の緩みなどによる土砂崩壊災害、落石災害などに十分注意して作業を行うよう求めた。土砂崩壊対策では、安衛則355条に基づいた作業箇所や地山の状況の事前調査や点検者の指名と点検、地山の監視者の配置、土砂崩壊の恐れがある場所に土止め支保工を設けるよう指示している。土石流対策では、上流の河川の状況の調査、雨量計による雨量の把握と監視人の配置を行うほか、必要に応じて警戒雨量基準や作業中止基準を見直すこととした。
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