安全行動再確認へ運動展開 「いそぐ」「あせる」がリスク高める 群馬労働局
2023.05.08
【安全スタッフ ニュース】
群馬労働局は今年度、5月31日までを期間とする「安全行動再確認運動」を展開し、「いそがない」「あせらない」「おこたらない」をスローガンに安全行動の確認を励行している。年度初めは慌しくなる時期であり、慣れた作業であるため安全確認を怠ったり、現場に不慣れなことから不安全行動をしてしまい労働災害のリスクが高まる。同労働局では、運動周知用のチラシとスローガンカードを作成し、労働基準監督署や労働災害防止団体を通じて企業の運動参加を呼び掛けている。
管内の死亡災害は昨年、過去最少の6人を記録したが、今年に入り建設業を中心に死亡災害が頻発。陥没した道路の調査中にブロック積みの擁壁が倒れて挟まれた事故や、基礎工事中に旋回したドラグショベルに激突する事故など、死亡者は3月末時点で昨年と同数の6人となり、「極めて憂慮すべき事態」としている。
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