介護報酬改定前に交付金措置を 11団体が要望書

2023.05.31 【労働新聞 ニュース】
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 全国老人保健施設協会(=全老健、東憲太郎会長)ら介護関係11団体は、政府に対して物価・賃金高騰対策に関する要望書を提出した。電気代やガス代などが120~180%上昇し、11団体らが実施した調査では今春の賃上げ率も1.42%に留まっているとして、今年度中に交付金などの緊急的な措置を求めている。来年度の介護報酬改定時には別途、物価の上昇に見合った報酬額への引上げが必要と訴えた。

 11団体らは今年4月、それぞれ物価高騰や賃上げに関する調査を実施し、合計3882社・施設の回答をまとめた。全老健など3団体による調査では、令和4年度の電気代の平均が前々年度から152%上昇していた。ガス代は143%増加している。異業種への転職で離職した正社員も、前年度比で3割増えていた。要望では、賃上げによって人材流出を防ぐためにも、介護報酬引上げが必要としている。

令和5年5月29日第3402号3面 掲載
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