心の健康づくり計画 一律10万円を支給へ 労働者健康機構

2017.07.15 【安全スタッフ ニュース】
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385_s 労働者健康安全機構は今年度、新たに「心の健康づくり計画助成金」「職場環境改善助成金」「小規模事業場産業医活動助成金」の3つの支援事業をスタートした。とくに「心の健康づくり計画助成金」は、労働者数の制限がなく、計画の作成とメンタルへルス対策の実施により、一律10万円が支給される手軽さから、「企業担当者からの問合せが多くなっている」(同機構)という。

 「心の健康づくり計画助成金」は、3回の訪問を限度とするメンタルへルス対策促進員の助言・支援を受け、心の健康づくり計画(ストレスチェック実施計画を含む)を作成し、計画に基づきメンタルへルス対策を実施した場合に一律10万円を支給するもの。

 「職場環境改善助成金」(Aコース・Bコース)は、ストレスチェック後の集団分析を踏まえ、職場改善に取り組む場合にかかる費用を援助する。こちらも労働者数の制限がない。

 Aコースでは、産業医などの専門家の指導に基づき、職場環境改善計画を作成・実施した場合に、指導費用および機器・設備購入費の実費を支給。上限は10万円で、そのうち機器・設備購入費は上限5万円、かつ単価5万円以内のもので1回限りとしている。

 Bコースは、メンタルへルス対策促進員の助言・支援(訪問3回まで)を受け、職場環境改善計画を作成・実施した場合に、機器・設備購入費の実費を支給するもの。上限5万円、かつ単価5万円以内のもので同じく1回限りとしている。

 「小規模事業場産業医活動助成金」は、労働者数50人未満の事業場が対象。産業医と職場巡視や保健指導などの産業医活動の全部または一部を実施する契約をした場合に、6カ月当たり10万円を上限として2回まで実費支給する。
助成金の問合せは、同機構TEL:0570-783046まで。

平成29年7月15日 第2286号 掲載
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