厚生労働省は、新たな化学物質規制を踏まえ、アクリル酸エチルなど67物質の濃度基準を告示した。８時間濃度基準値および短時間濃度基準値が定められているものについて、各物質のばく露における15分間時間加重平均値が８時間濃度基準を超え、かつ短時間濃度基準以下の場合は、ばく露の回数が１日の労働時間中に４回を超えず、かつばく露の間隔を１時間以上とすることなどを努力義務としている。リスクアセスメントとその結果に基づく労働者のばく露の程度を濃度基準値以下とする措置などを含めたリスク低減措置を盛り込んだ技術上の指針も示した。どちらも適用日は2024年４月１日。

　新たな化学物質規制では、濃度基準値について、…