製造業・建設業で労災急増 職場の危険確認を呼びかけ 松本労基署
2023.05.27
【安全スタッフ ニュース】
長野・松本労働基準監督署は、管内での労働災害の多発を受け、事業場に法令順守状況の確認を呼びかけている。休業4日以上の死傷者数は過去2年間で増加に転じており、昨年は平成13年以来の400人台に達した。製造業の死傷災害は90人で前年に比べ52.5%増加、建設業は47人で前年から67.9%の増加となっている。
全産業の死亡者数も5人と近年で最多となり、同労基署では「無事に帰す そして無事に帰る」とメッセージを記したリーフレットを作成し、安全対策の周知を図っている。
チェック項目として、安全衛生担当者の選任やリスクアセスメントの実施、機械・設備へカバーや安全装置が付いているかなどのポイントを示しており、危険状態・危険事象への対策状況の確認を求めている。
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