熱中症死亡者数 10人増え30人に 令和4年・厚労省
2023.06.13
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省がまとめた令和4年における職場での熱中症発生状況(確定値)によると、休業4日以上の死傷者数は前年より266人多い827人に上った。死亡者数は30人で、前年比10人増えた。
死亡事案では、熱中症防止に向けた適切な対応が行われていなかったケースが多かった。暑さ指数(WBGT)を把握していなかったケースが25件、予防のための労働衛生教育を実施していなかったケースが26件、発症時・緊急時に行うべき措置を周知していなかったのが28件となっている。
令和5年6月12日第3404号1面 掲載