作業者の身体的負担を軽減するため、倉庫改修により手降ろしからパレット降ろしに改善――「ホワイト物流」推進運動の一環として国土交通省などが開催するオンラインセミナーで紹介されたレンゴーの取組みだ。パレットを相手先企業から借用し、両社で管理。積み替えをリフト運搬にすることでトラックの滞留時間が半減した。三菱食品は、メーカーからの納品・荷受けの合理化を事前のデータ配信で実現。商品確認、修了確認などを省略することで荷受け効率を30％削減したという。

両社でパレット管理

　「ホワイト物流」推進運動は、トラック運転者の不足が深刻化している状況を踏まえ、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保し経済の成長に役立つことを目的として2019年にスタート。先進企業の事例などを取り上げたオンラインセミナーも順次開催している。

　「段ボール業界におけるホワイト物流への取組み」と題した…