未就業の女性をデジタル人材に 山口県・事業体設立
2023.06.20
【労働新聞 ニュース】
山口県は、子育てなどの理由で離職した女性をデジタル人材として育成し、県内企業での就業を支援する共同事業体「やまぐち女性デジタル人材育成コンソーシアム」を設立した(写真)。参加企業の求人ニーズを基にウェブエンジニア養成講座などを実施し、女性の就業率向上とデジタル人材不足の解消をめざす。
同県では、25~34歳の若年層を中心に、未就業女性の割合が全国平均より高い。同事業体は講座開催のほか、参加企業への就業支援やインターンシップの参加調整を行う。参加企業から開発案件を受託し、受講生が就業前に実務経験を積める機会も提供する。
女性の待遇改善や柔軟な働き方を実現する趣旨に賛同する企業を募り、現在約20社が参加中だ。
令和5年6月19日第3405号4面 掲載