3年間連続で送検が70件に 東京労働局
2023.07.10
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(辻田博局長)が取りまとめた令和4年度の送検状況によると、同労働局および管下18労働基準監督署による送検は合計70件だった。令和元年度には40件となっていたものの、3年連続で70件を超えている。
送検した事案のうち、労働安全衛生法違反は31件だった。違反内容別では、高所からの墜落・転落や機械の接触などの危険防止措置に関するものが25件を占めている。同労働局監督課は、「管内では休業4日以上の労働災害が増加傾向にあり、昨年は危険防止措置に関する送検が過去10年間で2番目に多かった」と話している。
令和5年7月17日第3409号3面 掲載