相次ぐ墜落災害に警鐘鳴らす 昇降路で20m落下し死亡も 大阪・茨木労基署
2023.07.24
【安全スタッフ ニュース】
大阪・茨木労働基準監督署は、管内で墜落・転落による労働災害が多発していることから事業者へ対策徹底を呼びかけている。今年4月には荷物用エレベーターの修理を行っていた作業者が、最上階の乗り場から搬機まで約15m墜落して命を落とした。さらに、5月には垂直搬送機の昇降路内で配管確認中の作業者が足元の開口部から1階床まで約20m墜落して脳挫傷で死亡するなど、3~6月に死亡災害3件を含む重篤な災害が相次いでいる。
同労基署は、災害の主な原因として墜落制止用器具の未着用や未使用、作業手順を守らず作業を行ったことなどがあったとしており、災害発生状況を説明したリーフレットで周知を図るとともに、大阪労働局管内で推進している「命綱GO(いのちつなごう)活動」の徹底を求めている。
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