【スポット】積み上げルール周知し注意喚起 落下物衝突防止へ情報共有図る 小売業+Safe協議会が店舗視察 東京労働局
2023.08.10
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
東京労働局は6月20日、「TOKYO小売業+Safe協議会」の構成メンバーとともに、㈱いなげやの店舗で労働災害防止の取組みを視察した。物の落下によるケガを防ぐための積み過ぎないルールの設定やつまずき、切創災害への注意喚起などバックヤードで講じられている工夫などの情報を共有した。
食品スーパーの安全対策を見学
「TOKYO小売業+Safe協議会」は、都内に本社のある多店舗展開食品スーパーを構成員に迎え、定期的な会合を通じて労働災害防止の取組みの検討や情報共有を行っている。今回の視察ではメンバーのいなげや小平小川橋店を訪れて、バックヤードを中心とした作業中のケガを防止するための対策を見学した。
店舗は、社員16人、パート・アルバイト79人が働く大型店。従業員の多さに比べて労災が少ないのが特長で、社内でも件数が多い物の落下によるケガや転倒、スライサーによる切創の防止などに努めている。荷物置き場では、従業員が高い位置にある物を無理に取ろうとして荷崩れを起こすことがないよう、什器やダンボールの積み上げ高さを制限。シールを貼って積み上げ過ぎへの注意喚起を行っている。
また、食肉加工の作業場では、若いアルバイトに…
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2023年8月15日第2432号 掲載